不動産担保ローン 新宿鮫 大都会の闇に大沢在昌を撃つ ! 忍者ブログ
作品はハードボイルド。しかし本人は釣りとゴルフと麻雀と酒とゲームを愛するちょっとおちゃめな作家・大沢在昌の著書を紹介します。
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心では重すぎる 上 文春文庫 |大沢 在昌
心では重すぎる  上 文春文庫心では重すぎる 上 文春文庫
大沢 在昌
文藝春秋 刊
発売日 2004-01-10
オススメ度:★★★★




子供が読むと説教臭く感じるであろう大人の作品 2008-08-07
子供が読むと説教臭く感じるであろう大人の作品, 2008/8/8

By 堀江 "ホリエ" (東京都) - レビューをすべて見る


レビュアにもそうした人物が散見されるが実年齢というよりも精神年齢が幼い人間には作者の文章が説教臭く感じるらしい。大人になれない20代あたりが読むと一番ハマるかもしれない。もちろん大人になった40台が読んでも面白いから買って損はない

下巻でどう展開するのだろう 2008-04-25
大沢在昌って、こんなにメッセージ色の濃い作品を書く作家だったんだと認識を新たにした。

上巻を読み終えたが、まだ話はつながり始めたばかりで、この先どうなっていくのか

非常に楽しみである。

佐久間と私はほぼ同年齢であるため、佐久間の考えに共鳴するところが多い。

オヤジくさいといわれればそれまでだが。

ここまでは、大沢在昌の懐の深さがよく出ているなぁと感じさせられた上巻であった。

作者の「感傷」に読者が付き合う必要があるのか 2007-06-12
この作品、どこが面白いのだろう?

レビューを書こうとして悩んでしまった。


確かに漫画週刊誌におけるアンケート至上主義や、漫画家と編集者の

関わり等は良く書けていると思う。だけど、漫画界の内幕ならば、現在

では「消えたマンガ家」等の書籍が出版されており、その内容を知って

いる読者も多いのではないだろうか。


この作品には、漫画だけに限らず、ドラッグ、渋谷のチーマー、新興宗教、

自己啓発セミナー、ポルノにロリコン、果てはSMまで、様々なサブカルチャー

的要素が詰め込まれている。多くの題材を破綻無くストーリーに織り込んで

いるのは作者の力量だろう。だけど、それらはあくまで小説を構成する素材

であり、本当に作者が書きたかったのは、別の物であると思える。


作中で探偵を職業とする主人公「佐久間公」が、過去と現在の自分を

比較してみたり、出会った人に自分の探偵としての生き方をあれこれ

説明する。これは主人公である「佐久間公」と言うより、作者である

大沢在昌の「感傷」では無いだろうか。

解説で福井晴敏氏が指摘しているように、この作品は私小説に近い

内容である。


しかし、作者の「感傷」に読者が付き合う必要があるのか、疑問である。

あたしは、「重すぎる」と言うより、はっきり言って「ウザイ」と感じて

しまった。


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砂の狩人〈下〉 (幻冬舎ノベルズ) |大沢 在昌
砂の狩人〈下〉 (幻冬舎ノベルズ)砂の狩人〈下〉 (幻冬舎ノベルズ)
大沢 在昌
幻冬舎 刊
発売日 2004-01
オススメ度:★★★★




人は何を守り、何を求めるのか 2004-07-22
元刑事、警察庁キャリア、新宿署の刑事、暴力団、中国人マフィア。連続殺人事件を軸に様々な立場の人間の意思が絡み、もつれ合っていく展開には緊迫感があり、読者を引き込む。ただこの下巻では、クライマックスが早すぎた気がした。そこを過ぎると、話の勢いが落ちる。内容上仕方ないとは思うが、そこだけ残念だった。

疾走するページ達・・・・ 2004-06-02
ページをめくるのがドキドキした、ページをめくる度にストーリーにどんどん引きずり込まれた。
一週間位かけて一字一句をしっかり確かめながら
読み進めていくつもりが・・・・
意表をつく展開、魅力的な登場人物、どんでん返し・・・・結末を知りたくて一晩かけて読みきってしまった。
訳があって地方に引き込んでしまったやめデカ、それを引きずり出す権力
、利用しようとする人達・・・・走り続けるのは西野の本能なのか?
ハードボイルドの決定版だから・・・!

大沢節が炸裂 2004-01-25
2002年9月に発刊された作品のノベルズ版。
前作「北の狩人」に続く「狩人シリーズ」の第二弾。
2003年版このミスで4位、
2002年文春ベスト10で6位を獲得した。
元警視一課で「狂犬」と恐れられた西野。彼は未成年容疑者を射殺した責任をとって警察を辞し、千葉の港町で暮らしていた。その彼の元を、東京・神奈川発生したで暴力団組長の子供をねらった連続殺人事件の捜査を依頼するため、警視庁の女キャリア・時岡が訪れる。現在事件被害者の関連性は漏れていないが、情報漏れによる暴力団同士の抗争あるいは外国人犯罪組織との戦争を危惧し、現役時代一匹狼として活躍した彼に白羽の矢を立てたのだ。
猟奇的な事件、暴力団と中国人マフィアとの戦争、そして事件自体の謎解きと、大沢節が炸裂し、1200枚という長さを感じさせない、贅沢かつ一級のハードボイルド作品に仕上がっている。大沢ファンのみならず、お薦めできる一冊である。


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悪夢狩り (徳間文庫) |大沢 在昌
悪夢狩り (徳間文庫)悪夢狩り (徳間文庫)
大沢 在昌
徳間書店 刊
発売日 2004-03
オススメ度:★★★




ある意味大沢在昌らしい 2005-03-12
漫画やゲームにインスパイアされたかと思しき、B級感丸出しSFバイオホラー。
しかしそれを隠すこともなく、むしろ狙ってやっているところがさすが大御所です。
ご自身は相当楽しんで書いたと思われます。
私は大沢先生の大ファンなので、どうしても好意的な目で読んでしまいますが、
ちょっとストーリーにひねりが足りないかも。ヤるだけヤって出てこなくなる
女性陣や、ラスボスとの戦いは、枚数を合わせの犠牲になった気がしないでも
ありません。
とはいえ軽い読み物としては楽しめます。タコやカニの遺伝子情報が人のゲノム
にあるのかどうか疑問ですが、個人差のある変態やその能力はなかなか面白かった
です。映画のように何も考えずに楽しんで読みましょう。

ゲーム感覚で読む作品 2005-02-23
東京に散らばった悪を、探し出して討つ。
どこかで見聞きしたことがあるようなストーリーは、ゲーム感覚に近い。
外人部隊上がりの主人公「牧原」や変態を促す薬の作用など、現実性との境で気になる部分はあるものの、話しの波に乗ってしまえば気にならなくなる。
洒落の効いた会話を中心に展開する物語は、テンポが良くページめくりの速度も上がる。
大風呂敷を広げた割には結末があっけないので、肩すかしを受けた感じは残るものの、大沢在昌の作風である勢いのある作品であることを体現している。


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ニッポン泥棒 |大沢 在昌
ニッポン泥棒ニッポン泥棒
大沢 在昌
文藝春秋 刊
発売日 2005-01-15
オススメ度:★★★




もっと短くてもよかったかも 2008-03-22
今までの筆者の作品とは一線を画す作品。よって、同等の読了感を求めると、

かなり肩すかしをくらう。が、コンピューターを使ったエンターティメントとして

読めば、なかなかの力作。「よくここまでフィクションを作れたものだ」と驚いた。


ただ、もっと短い方が、よりスリリングになったと感じる。ちょっと長すぎたかも。

近未来シュミレーションソフト 2007-04-27
 厖大な個人情報を基に,「誰かが,もし突然死んだら世の中どうなる」というシュミレーションソフトをめぐる争奪戦。これに巻き込まれた主人公が,熟年離婚,会社は倒産して求職中という元商社マン。

 新聞に連載されたのが平成15〜16年と少し前,つまり今より景気の先読みが暗澹としていた頃の世相を反映してか,日本社会に対する辛口の視点が鋭い。国家・社会に裏切られた二つの世代(第2次大戦の敗戦及びバブル崩壊)に翻弄された一般市民の,巨大組織に対する矜持が小気味いい。

 このソフトの概要,システム構成がやや分かり辛いものの,さすがに大沢在昌,ストーリーテリングの巧みさでグイグイ読ませる。

痛快娯楽小説 2007-03-03
昔読んだ「悪魔狩り」の著者の言葉にB級SF大好きという

コメントがありました。

打つ薔薇、六本木聖者伝説のような「ありもしない与太話と

少々のリアリティー」という世界は、作者自身が本当に

好きなんだなと。


この作品も、キーになりそうなキャラクターが尻切れトンボに

なったり細部の辻褄が・・・という部分もありますが、勢いに

任せて最後までぐいぐい引っ張ってくれます。


バブルと敗戦、日本とアメリカの世代論などは、じっくり精密に

語りつくすこともできたテーマだと思いますが、こういう娯楽

作品で好き放題しゃべらせるのも、また、大沢流ではないかと

思います。


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ザ・ジョーカー (講談社文庫) |大沢 在昌
ザ・ジョーカー (講談社文庫)ザ・ジョーカー (講談社文庫)
大沢 在昌
講談社 刊
発売日 2005-09
オススメ度:★★★★




ライトなハードボイルド 2009-08-11
 短編であるが故に、非常にライトなハードボイルドものという印象。

読み応えに関してはややパンチ不足な感は否めないが、設定が面白くサラッと読むには最適な本です。初めての人にもオススメ。

高品質 2008-01-06
大沢在昌は短編がうまい。

本書では、名手大沢の良さが光っている。

チャンドラースタイルを受け継ぐものではあるが、ストーリーや人物設定は、大沢在昌独自のものである。初めて読む人にも薦められる。


いろいろと良さはあるのだが、アクションのテンポが遅めなのが気になった。

大沢ワールド 2005-10-28
短編集なので、あまり期待していなかったのですが最後まですぐに読んでしまいました。
字数が少ないのもありますが・・・
大沢ワールドの探偵物のシリーズでその設定の旨さには歓心させられました。
例えば、仕事を引き受ける場所に使っているバーとかバーテンダーの沢井との係わりなどなど。
渾名であるジョーカーも意味があるのですがそれは読んでみてください。
ジョーカーの最後の仕事がまだまだ先であることを祈ります。


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