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作品はハードボイルド。しかし本人は釣りとゴルフと麻雀と酒とゲームを愛するちょっとおちゃめな作家・大沢在昌の著書を紹介します。
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バスカビル家の犬 (講談社文庫) |大沢 在昌 /コナン ドイル
バスカビル家の犬 (講談社文庫)
大沢 在昌 /コナン ドイル 講談社 刊 発売日 2004-08 オススメ度:★★★ やはり、古典は古典 2007-01-02 そうです、もちろん皆さんご存知のコナン・ドイルのシャーロックホームズの中でも多分、かなり有名なお話です。うーん、今更シャーロックホームズ? ま、そうですね。 もちろん今このコナン・ドイルのシャーロックホームズ、いわば古典を高校生のとき以来33年ぶりに手に取ったのは理由があります。そ、翻訳者です。あの、新宿鮫の大沢在昌なんですね。これが。 だから、手に取った、と言うのが一つと、もう一つは、フリーマントルがシャーロックホームズの息子を主人公にした話を書いてるんだけど、今一つそれに乗れなくって、うーん、と、と思っていたところだったんだね。だから、手に取った。 で、どうだったか。 そうねぇ。正直言って、あの高校生の時、何度も何度も読んだ、シャーロックホームズの全冊。あの時の感動を思うと、何となく、あぁそうやったね、くらいで。。。 うーん、よわったなぁ。大沢在昌の訳がどうとかいう話ではなく、やはり、古典は古典だな。そんな感じです。 翻訳で、良かった点一つ。ホームズがワトソンを呼ぶ時に「ワトソン君」とか、「ワトソンさん」とかにせず、単に「ワトソン」としているのは良かった。これ、たくさんのシャーロックホームズ本で、一番気になるところなんだなぁ。はいはい。 あとがきの大沢氏の子供へのメッセージが笑えた(^o^) 2005-05-07 シャーロック・ホームズのような、義務教育世代で読みそうな本ってあまり読んだ事がなくて、最近になって岩波少年文庫を借りて読んでみたりしてるんだけど、バスカヴィル家の犬も読んだ事が無かったので、書店で衝動買い。大沢在昌だし。 一応推理して読み進めてみたんだけど、あきまへんなぁ。それだけ読み応えがあるって事なんすけどね。 子供向け翻訳は読みやすくていいや、知らないヒトには説明が必要な枝葉を切り落としているから。20世紀初期のイギリスを知っていれば枝葉を手がかりに雰囲気を味わう事が出来るんだろうけど(エラリイ・クイーンの長編はそのような枝葉が多くて、慣れない内は辛かった)、気軽に楽しもうとするなら枝葉は要らない。今は。 センチメンタリズム?ジュブナイル? 2005-04-20 原作を読んだことがなく、大沢在昌のファンである私は、読まずにはいられま せんでした。 読んだ感想は微妙です。ストーリーは悪くはないですが、傑作だといわれると、 正直そうは感じられませんでした。古い作品だからでしょうか。 一方で、大沢在昌らしいかといえば、もっとそうは感じられませんでした。 ”らしさ”に期待する読み手は多いでしょうから、大げさに言えば、 「こんなホームズありか?」とか、「ハードボイルドなワトスンだな」とか 思わせるくらいやってみても良かったのではないでしょうか。 読み易さは流石なので、純粋に「バスカビル家の犬」を読みたい方にはお勧めで すが、大沢先生だからという理由で読む必要は感じられませんでした。 ひらがなの多さと、あとがきを読む限り、ジュブナイルとして書かれたような気 もしますが、その辺のターゲットも何か曖昧ですね。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]ジャパンネット銀行 PR
心では重すぎる 下 文春文庫 |大沢 在昌
心では重すぎる 下 文春文庫
大沢 在昌 文藝春秋 刊 発売日 2004-01-10 オススメ度:★★★★ 子供が読むと説教臭く感じるであろう大人の作品 2008-08-07 レビュアにもそうした人物が散見されるが実年齢というよりも精神年齢が幼い人間には作者の文章が説教臭く感じるらしい。大人になれない20代あたりが読むと一番ハマるかもしれない。もちろん大人になった40台が読んでも面白いから買って損はない さすが 2008-04-26 すべての伏線が収まるべきところに収まって、さすがという出来である。 非常に楽しい時間がすごせたと思う。 私は、大沢在昌の名前はデビュー時から知っていたが、 当時の文体が好みじゃなかったので、 つい最近まで読まずに来た。 しかし、読んでみて思うのは、 20年も第一線で残っている作家は、やっぱりすごいということである。 結末より,その過程 2004-08-08 私立探偵「佐久間公」をとりまく人間模様が興味深い作品でした. この本の主人公,佐久間が,シリーズモノだということを感じさせないほど,この本はこの本で,独立して楽しめる内容です. そう,私もシリーズモノと知らずに読んだ読者の一人だったのです. 渋谷に群がる高校生を中心とする若者と,40を幾つか過ぎた男,佐久間.その中間の年代(ちょっと佐久間寄り?)に位置する私には,どちらの言い分もしっくり心にきた.それでも,対子供達との会話より,立場の違う大人同士の会話に心惹かれる.燃え尽きた大人気漫画家・ヤクザ・裏の権力を持つ友人・警察・佐久間の見え隠れする過去,そういったものが絡み合い,深みを増している.「立場」による物の考え方・価値観の違い.自分の属する社会しか知らない私には,それらのやりとりに心が躍った.エンターテイメントとして申し分ない作品だと思う. 結末は,奇をてらうことなく,落ち着くところに落ち着いた,という感じ.だから,「推理小説はまず結末を読んでから,読み始める」という読み方をしている人たちにも,この作品に関しては,結末を読むようなことをせず,最初からじっくり読んでもらいたい.結末は,平凡(?)なものです. 結末にたどりつくその過程を堪能してもらいたいと思う. さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]教育・自己啓発
標的走路 |大沢 在昌
標的走路
大沢 在昌 文春ネスコ 刊 発売日 2002-12 オススメ度:★★★★ スリルあるストーリー 2008-02-14 当シリーズは人間性を細かく表現しながら展開していき、一本筋の通った生き方をする主人公が描かれています。 現実でも多くの人間は何処か自分自身で譲れない部分や無理してでもやってしまう所かありますが、 この主人公も地味な調査員という職種ながら周りに惑わされず納得するまで突き進む性格で、男として好感が持てました。 大沢氏が創り出す主人公は、胸の内に秘めている信念を曲げずに生きていく人間が多いので 読み終えた後、自分自身に問いかけたり出来る味わい深い作品だと思います。 やっぱりちょっと古いです 2003-05-19 著者も可愛がっているキャラクターであると思われる佐久間公シリーズの初期の作品。佐久間公も若いが著者の若さもはしばしににじみ出ている。特に会話。思わず苦笑させられてしまい、今の著者なら絶対こんなセリフを吐かせないだろうと思われる痒い会話が随所に見られる。大沢在昌ファンとしてはそれでも独特の世界観に浸れ楽しんで読めるが、初めて大沢作品を読むという方にはもっと完成度の高い新宿鮫シリーズや最近の作品をおすすめしたい。 私ではなく僕といっていた頃の佐久間公 2003-01-14 昭和55年に執筆された後、幻となっていた佐久間公シリーズ最初の長編です。佐久間が早川法律事務所の調査員として働いていたころのエピソードです。「心では重すぎる」では若者の言葉がわからなくなったと嘆いていた佐久間ですが、本書では自分のことを「私」ではなく「僕」と語るフレッシュな佐久間の活躍を読むことができます。今回は、失踪人の調査から、原油確保を巡っての国家レベルの話へと展開し、スケールの大きな話となっており、作者が加筆していることもあってか、(時代背景をのぞいては)20年以上の作品ということを感じさせない話となっています。佐久間公シリーズのファン以外の方にもおすすめできます。 「雪蛍」では「探偵は生き方である」と有名なせりふをはいた佐久間ですが、本書の中で、「この仕事しかできないわけではない。生きがいに満ちてるわけではない」と言い切っています。等身大のヒーロー像が本書にあふれています。他の佐久間公シリーズは短編が「感傷の街角」「漂泊の街角」、長編が「追跡者の血統」「雪蛍」「心では重すぎる」です。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]マイクロソフト | ブログ内検索
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