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作品はハードボイルド。しかし本人は釣りとゴルフと麻雀と酒とゲームを愛するちょっとおちゃめな作家・大沢在昌の著書を紹介します。
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わが名はタフガイ ハードボイルド傑作選 (光文社文庫) |北方 謙三 /逢坂 剛 /大沢 在昌
わが名はタフガイ ハードボイルド傑作選 (光文社文庫)
北方 謙三 /逢坂 剛 /大沢 在昌 光文社 刊 発売日 2006-05-11 オススメ度:★★★ いい短篇集でした 2008-09-06 いい短篇集でした。 「賭ける」は東北の大学フェンシング部での恋愛模様に絡めた作品。自分も山形に住んでおり、また北京オリンピックでのフェンシングの注目度の高まりもあり、偶然にも最新トレンドを反映した作品になりました。仕掛けはわかりやすいものでしたが、ラストのシーンは痺れました。 「夜に潜む」は大藪ハードボイルドの傑作。冷静な文体が緊張感を盛り上げ、ラストも期待通り。欠点ありません。 「最後の賭け」は、裏社会を生きてきた男が引退する為に引き受けた最後の仕事の顛末。いい作品で深い余韻が残る。みんなのバックボーンが詳細に表現されていないところが、逆に読者の想像力を高める作用をはたしている。 「物と心」は超短篇。兄弟の心情のみを題材とした、異色な作品。これもまたハードボイルド。 「夜が暗いように」は家族の暗部がラストで現される秀作。事件を追うごとに、その真相が現されてくる。 「美しの五月」は親をかばう子供がいとおしい。でも仕掛けはちょっと都合よすぎるかもしれませんね。 「熱い痣」は青春の苛立ちがムンムンと香る作品。これはこれでよい作品となっていると思う。 「ハッピーエンディング」は片岡作品らしい、洋物の薫りがプンプン。本格的なカーチェイスと銃撃戦。綺麗な女性と外車。場所と登場人物が日本人だけ。殆ど海外ハードボイルド作品となっています。 「非常線」は仕掛けが絡まりあい、正統派ミステリになっている。依頼者のその仕掛けの一員。 「ちきこん」はこんなことねーだろ、的な作品。だからこそ痛快感が残る。いい作品です。 「ロス・カボスで天使とデート」は探偵物語の工藤ちゃんが登場する作品。お茶面な探偵らしく、ラストはにんまりさせてくれます。 これだけさまざまな作品をいっぺんに読むことができる本作はきっとあなたを満足させてくれることでしょう。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]イーバンク銀行 PR コメントを投稿する
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