不動産担保ローン 新宿鮫 大都会の闇に大沢在昌を撃つ ! - 狼花 新宿鮫9 (カッパ・ノベルス) |大沢在昌 忍者ブログ
作品はハードボイルド。しかし本人は釣りとゴルフと麻雀と酒とゲームを愛するちょっとおちゃめな作家・大沢在昌の著書を紹介します。
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狼花 新宿鮫9 (カッパ・ノベルス) |大沢在昌
狼花 新宿鮫9 (カッパ・ノベルス)狼花 新宿鮫9 (カッパ・ノベルス)
大沢在昌
光文社 刊
発売日 2008-10-22
オススメ度:★★★★




性急な幕引きに失望する前に 2009-08-12
愛についての物語であります。


終わりを予感しながらもお互いを思い、尊重しあう恋人達

愛する者を踏みにじられた男

愛する者をその手で守ろうとする男

無償の愛で己を裏切った女を守ろうとする男


語られぬ彼らの心情に思いをはせることができれば、

新宿鮫は今も珠玉のハードボイルドであると確信いたします。

やがて悲しき思いかな 2009-03-18
待望久しい新宿鮫シリーズ。

単行本はどうも身構えてしまうし、文庫版までは待てないので、カッパノベルスになるのを、首を長くして待っていた。


読後、なんというかな。悲しい思いが先に立った。

シリーズものには当然、主人公以外に、回りを固めるおきまりの脇役から、大事な敵役。そんな人たちが、各巻を別の話にしながらもどこか一つ流れを作っている。

だから、イヤなヤツでも、何とはなく愛着がわいてくる。

本作品では、そういった敵役に、別の展開が現れる。

それらは、そう、やがて悲しき流れになって。

新宿鮫のいいところは、どこか漂うペーソスというか、何とも言えないやりきれなさ、哀愁がある。


終盤のまとめ方がちょっとせっつきすぎな気がするし、晶がほぼ全く現れなかった事など不満が残る。

とはいえ、やはり新宿鮫。やはりまたすぐ会いたくなるんだなぁ。コレが。

満足と言えば満足 2008-12-11
ただ、最後の決着の付け方は少し強引過ぎた感あり。もう少し流れに乗せながら最後の中華街のシーンへ持っていきたかった。


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