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作品はハードボイルド。しかし本人は釣りとゴルフと麻雀と酒とゲームを愛するちょっとおちゃめな作家・大沢在昌の著書を紹介します。
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天使の爪〈上〉 |大沢 在昌
![]() 大沢 在昌 小学館 刊 発売日 2003-07 オススメ度:★★★ 濃いです 2008-05-09 とても濃い内容です。登場人物の数も、物語の構成も、とても凝っています。 じっくりと取り掛かるだけの内容です。 ラストはそう来ましたか・・・ 2005-05-09 前作「天使の牙」での衝撃的なできごと。この作品では、アスカは見事にそれを乗り越えている。世界に自分しかいないと思っていた脳移植者。それがもう一人いた!しかも恐ろしい殺人鬼だ。ロシア、アメリカ、日本の利害関係が交錯する。アスカと古芳はどうなるのか?アスカの鋭い分析能力、捜査能力が発揮される。最後の最後まで目が離せない。そして、たくさんの犠牲を乗り越えて、アスカと古芳は・・。ラストはそう来たか!という感じだった。 神崎アスカの力強い魅力が素敵です 2004-05-19 「天使の牙」の続編になる本書。 クラインが滅亡して物語が終局した後、どのように神崎アスカをめぐる展開になるのかと、とても気になっていました。 感想から言えば、とても面白く読めました。 物語の規模がロシア、アメリカ、日本と国家レベルにまで大きくなり、私には相互関係を理解するのが大変でした。 後半の盛り上がりにかけては、ぐいぐいと引き込まれ、新たな脳移植者ハンを取り巻く警察とアスカの動きは、まるでアクション映画を観ているようです。武器や特殊部隊の状況説明などにとてもリアリティがあり、大沢在昌さんのシリーズのなかでも、このシーンだけは特出した緊張感があり、とても印象に残りました。 ただ、最後にあのような形で終わらせるには、あまりに人が死にすぎているように思えますが、これからの未来も力強く生きて行くであろうという、アスカと仁王の姿が強い美しさで描かれていると思います。 なにはともあれ、絶対オススメです。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]イーバンク銀行 PR
闇先案内人〈上〉 (文春文庫) |大沢 在昌
![]() 大沢 在昌 文藝春秋 刊 発売日 2005-05 オススメ度:★★★ 新たなヒーロー葛原が「熱く」駆け抜ける 2005-06-22 2001年9月に発刊された作品。 2002年版このミスで6位、 2001年文春ベスト10で7位を獲得した。 葛原は国内でトップクラスの「逃がし屋」として依頼者を国外へ脱出させる活動をしていた。ある日彼の元を、警察庁警備局の河内山の使者が訪れる。「密入国中の某国の独裁者の息子を探し出すこと」これが葛原のグループの逮捕を見逃すための交換条件であった。しかし、その重要人物の密入国を支えるのは関西を代表する「逃がし屋」成滝。プロの意地をかけた追跡劇が、やがて国内外の熾烈な諜報戦に発展していく。 実際に起こってもおかしくないような設定の中を、大沢の描く新たなヒーロー葛原が「熱く」駆け抜ける。本作は、単なる冒険小説にとどまらず、「国家の在り方」「我々のもつ愛国心」にも問いかける作品に仕上がっている。 作者のHPで作品の一部を立ち読みできます。 情報屋も満足でしょう 2005-06-08 葛原は関東で一番優秀な「逃がし屋」のリーダー。ある日、河内山警視正が彼に接触を持ち、「某独裁国家の政変を握る人物が日本に来ている。その人物には関西一の「逃がし屋」成滝がついている。その人物が某国に帰るまでに探し出して欲しい。」と依頼を受ける。葛原はチームの将来を守るため難しい仕事に着手する。 著者の本格ハードボイルド系の読み物である。著者はもしかしたら独自の『情報屋』を持っているのだろうか、一部設定がいやにリアルなのである。特に逃がし屋の手練手口、警察の指揮系統、反応がそうだ。読者のわれわれに現代の闇の一端を見せてくれる。情報屋も誰にも言えなかった秘密を打ち明け、小説が売れて小さな満足と喝采をあげているのかもしれない。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]アフィリエイトツール
かくカク遊ぶ、書く遊ぶ (角川文庫) |大沢 在昌
![]() 大沢 在昌 角川書店 刊 発売日 2003-07 オススメ度:★★★★★ 大沢在昌の人間的魅力が感じられるエッセイ。 2003-07-26 直木賞作家・大沢在昌が、これまでに雑誌や新聞に掲載したエッセイをまとめたのが本書である。小説家を志したきっかけ、遊びに熱中した学生時代、小説家となったものの、「永久初版作家」と呼ばれた苦闘の日々、そして、「新宿鮫」の大ヒットによってベストセラー作家の仲間入りを果たすまでの「人間・大沢在昌」を知るにはもってこいの書である。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]ジャパンネット銀行
砂の狩人 (下) (幻冬舎文庫) |大沢 在昌
![]() 大沢 在昌 幻冬舎 刊 発売日 2005-08 オススメ度:★★★★ やはり哀しい物語だった。。。表紙画ノーグッド 2009-06-07 上巻の砂の狩人 (上) (幻冬舎文庫)で述べたように、この作品は、アクション、推理、サスペンス、どれをとっても一級だと思うが、しかし、魅力はどうもそこにはないと感じている。 時岡という女性キャリア警視正は、決して主役ではないけど、僕は彼女の持つ闇、彼女の持つ強さともろさ、そして「おんな」が、この作品をただのバイオレンスに終わらせない、ドラマとして厚みを増していると思っている。 随分久しぶりで二回目読んで、最後までいって、やはり哀しい物語であったと思った。 とてもよかったと思います。 最後に、この文庫本の表紙の絵はどうなん。上下とも、これでいいのですかねぇ。この作品を読んで、この絵を描いたというのなら、なんだか随分な気がするなぁ。 いろんな意味で、本作品は、この表紙画でかなり損をしているし、読者も損をしたという思いを持った人がいると思うな。 この絵は頂けない。 全体的によく練られていると思う 2005-10-17 元刑事の主人公が連続殺人事件に挑む物語の下巻。 前半は主人公と、暴力団や中国人警察との駆け引きで盛り上がっていたのに 後半は展開が早くちょっと空回りしている感じがした。 特に連続殺人犯の動機が何なのかが、非常に気になっていたが 意外に単純な動機だったので少々興ざめだった。 個人的には前作「北の狩人」の方が楽しめた。 とはいえ、物語は全体的によく練られていると思う。読んで損はない。 大沢 在昌 第3期幕開けの予感 2005-09-17 永久初版作家と自嘲していた頃の作者は「謀略」を描くことへのこだわりに捕われすぎて空転を繰り返していた(個人的には好きだったけど)。これが第1期。 それが「新宿鮫」でケレン味への未練を断ち切って大化けし、ニュー大沢と呼ばれて久しい。言うなれば第2期。誰が読んでも面白く、直木賞受賞も当然。 で、本書。鮫シリーズで磨きをかけた抑えた筆致に、自重していた謀略絡みのプロットを合体させる事についに成功した一作。 シリアル・キラー、ヤクザ、中国マフィア、正体不明の殺し屋軍団、これにはぐれ刑事、警視庁1課、キャリアの公安エリート達が何重にも絡み合うのが縦糸、侠気で結ばれた男たちが横糸、と聞くと臭そうな話だけど、そこは小説界きっての都会派、下品にならず、汗臭くも男臭くもなし。 登場人物が一気に交錯する山場がアクションを伴って早々と下巻の中盤に来てしまうのも斬新。 欲張りすぎて話の深化がちょっと、とか展開が多少類型的、とかはあっても破綻無しに読者を最後まで惹きつける力量はさすが。期待は裏切られません。 いきなり化けた「鮫」の時ほど皮はむけきれていない、とはいえ作品としてついに成功した試みと新時代幕開けの予感に少し甘めで☆五つ。 さらに詳しい情報はコチラ≫ [PR]美容・健康 | ブログ内検索
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